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お勧めメルマガ 006号

発行日:2013年06月28日(金)16:15

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◆ 目次 ◆
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1. ごあいさつ
2. ネイティブがよく「間違える?」英語
3. 夏の国際交流プログラム(岐阜県 / 岡山県)申込受付中!
4. 夏のグループツアー海外英語研修・締切間近!
5. バックナンバーをお読み頂けるようになりました

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1.┃ ごあいさつ
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最近「重複」を「じゅうふく」、「早急」を「そうきゅう」と読む人が相当に増えてきた気がします。私が小学生の時の漢字テストでは「ちょうふく」、「さっきゅう」と答えないと間違いとされていたと記憶していますが、今では辞書を引いても両方の読みが載っていて、パソコンでもどちらも問題なく変換されます(小学校のテストではどうなんでしょうか)。

元々は「間違い」だったものが多くの人が間違って読んでいるうちに「慣用読み」として accept され、さらに進むと間違いの方が主流として定着することもある。言葉は生き物で変化しますから難しいですね。

今回はそういった日本語や英語の「正・誤・△?」がテーマです。

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2.┃ ネイティブがよく「間違える?」英語
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■ みんなで間違えればこわくない!

重複や発足はまだ「ちょうふく」「ほっそく」と読む人も多い(?)ですし、そういう読み方が間違っていると思われることは少ない(?)でしょうが、「独擅場」や「捏造」なんかになると「どくせんじょう」「でつぞう」と読むと、通じなかったり笑われることがありそうです(実は「どくだんじょう」や「ねつぞう」が慣用読み)。「消耗」(もともとは「しょうこう」)、洗滌(同じく「せんでき」)なんかになると、ほんとに?っていう感じです。

■ 「思い込み」ってありますね

「水菓子」と聞くと何をイメージしますか。私は「水ようかん」や「葛餅」などの水分の多いお菓子のことを指すと思っていましたが、先日「水菓子=くだもの」ということを知りました。辞書を引いてもそのように説明されています。実際には私のように使う人も多いとは思いますが・・・。

(参考URL)
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/077.html

また私は長い間「必須」を「ひっすう」と読んでいました。この語が話される時私には「ひっすう」に聞こえたのでしょう。辞書を引くと「ひっす」(「ひっすう」「ひっしゅ」とも読む)」と書かれていますが、パソコンで「ひっすう」と入力しても私の環境では「筆数」にしかなりません。何で変換されないんだろう、と試行錯誤しているうちに「ひっす」だと分かりました。

漢字の読めない政治家として馬鹿にされた某元首相(「未曾有」「踏襲」の人)がいましたが、「自分はそんな間違いはしない」と大きな声で笑う自信は私にはありません。

方言もそうです。育った地方から離れた土地で暮らし始めた時に、自分が標準語と思っていた言葉が実は方言で、別の地方では全く通じないことを経験したことはありませんか。

「正しいかどうかあやふや」という時は自分も気をつけますが、「思い込んで」しまっていると何の躊躇もなく自信たっぷりに言い切ってしまうのが冷や汗ものです。

■ 時代と共に変化する言葉

漢字だけではなくいろいろな表現も時代と共に、あるいは地域によって変化します。

最近定着してきた感があるのが「ら抜き」言葉です。私自身の経験でも、10~20年前頃までは「今夜は晴れで月が見れた」、「私は納豆は食べれない」などというのを聞くと強い違和感があり、間違っている、と思っていましたが、最近はあまりによく聞くのでだんだんと慣れてきました。「来れる」などは自分でも「明日来れる?」などと言っています(「明日来られる?」と言わなくなってきました)。

■ 「ネイティブに聞いてみよう」の落とし穴

このように考えてみると、英語の正しい用法について「ネイティブに聞いてみよう」というのがちょっと不安になります。

逆の場面を想像するとよく分かります。たとえば日本語を学んでいるアメリカ人がいたとして、アメリカにいる日本人を見つけて正しい(適切な)日本語の用法について尋ねた時、その日本人はちゃんと答えられるでしょうか。間違った「思い込み」をしているかもしれませんし、自分の年代の感覚に基づいた偏った回答をするかもしれません。あるいはそもそもその日本人は平均的な日本人よりも日本語の正確な知識を欠いているかもしれません。某元首相程度の漢字能力の日本人は結構たくさんいそうですよね。

あるいはアメリカ在住30年の日本人に「ら抜き言葉」のことを尋ねても、たんに「そんな言い方はしない。間違い」とだけ言われるかもしれませんし、「やばい、きもい、まじ」などの意味を聞いても見当外れの答えになりそうです。

私にアメリカ留学中の自分の息子や娘がいたとして、アメリカ人が日本語の正しい用法について息子や娘に質問しようとしていたら「息子/娘よ、間違ったことを教えないで」と祈りたくなるでしょう。

さらに英語の場合は日本語以上に話される国や地域が多様ですし、それに伴ってさまざまな民族、文化的背景を異にする人たちが使っているので、何が正しいのか、どこまでが acceptable なのか判断が難しくなります。

■ 「じゃあ、どうすりゃいいの」

少なくとも「ネイティブがこのように言っていたから」とか「ネイティブがこう書いているから」正しい英語であるとは言い切れないことを頭に入れておくべきでしょう。では英語の用法について疑問がある時はどうすればよいのでしょうか。

自分の回りに「きちんと教育を受けた、言葉に注意を払っている、また広範な知識をもったネイティブ」が複数いれば、その人たち何名かに聞けば正しい答えが得られる可能性が高くなるでしょうが、実際にはなかなかそんな環境に暮らしている日本人はいないですよね。

ただ昔の人には信じられないでしょうが今は「ネット」があります。現代人には「Google先生に聞く」という方法があります。もちろんネット上の情報は玉石混淆で、広範で客観的なデータを踏まえての記述もあれば、それこそ個人の思い込みを自信たっぷりに書いている人もいます(往々にしてそういう人は他の人の間違いを笑う)。それらを検証しながらもっとも妥当と思われる情報を判断しなければなりませんので結構時間はかかりますが、ネットにつながったパソコン(タブレットやスマートフォン)一つで、世界中の図書館の辞書や文献、英語学者や一般の人の意見にアクセスできるわけです。

Google先生に聞いてみると、実はネイティブ同士の間でも英語の用法についての議論が花盛りであることが分かります。日本でも「◎◎知恵袋」とか「教えて××」など一般のユーザー同士が質問しあうサイトが盛況ですが、同じようなサイトが英語についても存在しますし、(ネイティブのための)「英語の間違い」や「文法」に特化したサイトも多々あります。

以下に、そうしたサイトでよく取り上げられる質問や、私がこれまでに気づいた間違いなどからいくつかを紹介したいと思います。

■ its と it’s

(例)The reef shark chases it’s prey through the coral.

ネイティブの間違いの典型的な例の一つです。(所有格なので) its と書くべき時にit’s と書いてしまいます。「所有を表す時は apostrophe をつける」と覚えたネイティブはit の所有格を it’s としてしまうのでしょう。

所有代名詞の mine などは末尾に s がないので間違えませんが、her’s とかour’s などは(it’s ほどではないですが)やはり時々間違えます。it’s が最も間違いが多いのは、it’s は it is や it has の短縮形として(正しい語として)存在しているからでしょう。

一般にネイティブは言葉を「まず耳と口で覚える」のでスペリングミスはよくある気がします。

なおこの「所有格としての it’s」は通常「間違い」とされます。

■ different than, different to

これは日本人にとっては different from であって、different than とかdifferent to などを聞くと(読むと)単純に「間違い」と思ってしまいそうですが、実際には~ than はアメリカ、~ to はイギリスでかなり広く用いられていて、一般にどれも間違いではないとされるようです。

ただし一部の人は「~ from は語/句の前で用いる。~ than は節の前で用いる(“College life is different than I expected.”)」と用法の違いがあると主張しています。

■ who と whom

who は主格で、whom は目的格、というルールははっきりしています。しかし、実際には目的格でも who が使われることが増え、whom が使われること(使う人)はどんどん減っています。たとえば “Who are you staring at?” は文法的には間違っているのですが “Whom ~?” と言う人の方がむしろ少ないでしょう。

“With whom did you go?” のように前置詞の後に使われる場合は(目的格である感じが強いので)今でも文法的に正しい whom が使われることが多いようですが、 “Who did you go with?” と with を最後に持って来たときは、むしろ who を使う人の方が多いのではないでしょうか。他にも “Who do you think we should support?” や “Who do you wish to speak to?” など、現代英語では全く普通の言い方であると言われます(Oxford Dictionary)。

who と whom はもっと複雑な構文でどちらを使うべきかという議論が多々あり、どちらを使うべきかの(ネイティブのための)練習問題を掲載しているサイトも数多くありますが、ここでは深入りしないことにします(気になる方は Google 先生に)。

■ less と fewer

less も fewer も同じような意味を持ちますが、文法的には、less は不可算名詞に使い、fewer は加算名詞に使うというのが大原則です。例外として、time, money, distance を言う時は、”The meeting lasted less than two hours.” 、”They paid less than $400.” のように less を用います。

これが原則ですが、実際には fewer の代わりに less を使う人が大変多く、たとえば ”There are less computers.” は認められる、とする人も増えています(私はこういう文章をネイティブが書いているのを読むと頭の中が?だらけになってしまいます)。

しかしそれを「間違い」と考える人もまだまだ多く、この論争のひとつの典型例が「10 items or less」です。大きなスーパーには「10 items or less」というサインのレーンがよくあります。これは「買い物商品10個以内の方専用(スピード)レジ」という意味なのですが、item はもちろん数えられるので、このサインは「10 items or fewer」であるべきだという人がいます。

イギリスの大手スーパーTescoもこのサインを掲示していましたが「間違いである」という声が多かったため、2008年からこのサインを使わず「Up to 10 items」というサインに変更したそうです。「less か fewer」の論争が続くのを避けるために別の言い方「Up to ~」を採用したのかもしれません。

(参考URL:このニュースを伝えるBBC Newsの記事)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/7591905.stm

なお「少ない」方ではなく「多い」方は 加算名詞でも不可算名詞でも moreなので問題ないですし、また比較級である fewer や less の原形 few や little であれば、混同することは少ないと思われます( “There are few computers.” を “There are little computers.”としてしまうことはなさそう)。なぜか less とfewer だと混同されるようです(less が言いやすいから?でしょうか)。

以上いくつかの例をご紹介しました。ネイティブがよく「間違える(?)」英語は他にもまだ沢山あります。また機会があれば続編として取り上げたい
と思いますのでお楽しみに!

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3.┃ 夏の国際交流プログラム(岐阜県 / 岡山県)申込受付中!
┃  ~ 世界各国からの留学生と一緒の英語キャンプ ~
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海外留学センターでは、海外プログラムだけではなく「国内プログラム」も実施しており、今年の夏は、岐阜県と岡山県で2泊3日の英語キャンプ ~
留学生との交流プログラムを予定しています。参加費用はECC在籍生であれば39,800円(一般の方は42,800円)。

先生方が生徒さんと一緒に参加して頂くことも可能です。残席が少なくなっていますのでお早めにご検討下さい。お申し込みは下記ウェブサイトから
受け付けています。

http://www.lets.ecc.jp/english_camp/

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4.┃ 夏のグループツアー海外英語研修・締切間近!
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毎年実施しています夏休みの「グループツアー海外英語研修」は今年も例年以上に多くの方にお申し込みを頂いています。すでに満席となって
受付を終了したコースも多いのですが、まだアメリカやオーストラリアのコースで受付中のコースがいくつかあります。

この夏のプログラムに興味をお持ちの生徒さんやお知り合いの方がおられましたら、できるだけ早くECC海外留学センターのホームページを
ご覧頂くようご案内下さい。

http://www.lets.ecc.jp/tour/

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