ドイツ留学

EU拡大により重要性が増すドイツ語で、活躍の舞台を広げる。
日本では外国語と言うと、まず英語を思い浮かべます。しかしヨーロッパでは英語より、ドイツ語を母国語とする人の方が多数。EUの拡大で今後重要性が増すと考えられるドイツ語の習得は、ヨーロッパでのビジネスに関わる上でも大きな資産になるでしょう。また、ドイツと言えばマイスター制度。語学習得にプラスして、マイスターの指導のもとパンやソーセージ、家具づくりなどにチャレンジできる機会も数多く用意されています。
ドイツ留学 都市紹介
真面目で熱心な教師が多いドイツで、本場のドイツ語を着実に身につけることができる。
- ○首都:ベルリン
- ○人口:約8170万人(2010年)
- ○面積:約35万7021㎢
- ○言語:ドイツ語
- ○通貨:ユーロ
1ケルン
ローマ帝国時代からの歴史を持つドイツ最古の都市。ライン川に面した旧市街地は今も当時の面影を色濃く残す。
2フライブルグ
豊かな森に囲まれたドイツ南西部の街。環境都市として有名で、徹底した取り組みは街の至る所で見られる
ドイツ留学提携学校一覧
ドイツ留学の対応プログラム
ドイツ留学の費用相場
ドイツ留学の費用相場は、期間と住む地域によって変化しますが、一般的には1か月あたり約25万~50万円が目安となります。
内訳は以下の通りです。
費用内訳 | 1か月あたりの費用相場 |
---|---|
渡航費(片道分) | 約7万~25万円 |
学費 | 大学の場合は約5万~15万円 語学学校の場合は約2万~15万円 |
居住費 | 約3~10万円 |
生活費 | 約3~7万円 |
交通費 | 約0~1万円 |
学生向け保険料 | 約1.6万~1.9万円 |
教材・雑費 | 約0.5万~1万円 |
費用を抑えて留学したい場合、WG(Wohngemeinschaft、ドイツ語におけるルームシェアのこと)やホームステイを活用するのが一般的です。また、交通費は大学の交通パスであるセメスターチケットを使えば大きく抑えられます。
ドイツ留学のメリット
ドイツは教育の質、生活環境、文化的魅力のいずれも充実した留学先です。学費の安さ、安定した治安、生活費の抑えやすさ、多様な歴史文化に触れられる環境など、長期的なキャリア形成にも役立つ要素がそろっています。
以下では、特に大きな4つのメリットについて解説します。
ドイツ語を習得すればさまざまな可能性が広がる
ドイツ語はEU圏で最も話者数が多い言語の1つであり、ドイツ本国だけでなくオーストリアやスイスの一部地域などでも公用語として使用されています。留学中にドイツ語を習得すれば、現地での大学進学や就職、インターンシップの選択肢が大きく広がります。
ドイツの大学で長期間学ぶ場合、ドイツは約7割の大学が公立で、外国人留学生もドイツ人と同等の低額な学費で学べることが大きな魅力です。年間の授業料は州によって異なりますが、高くても20万円程度に収まる場合が多く、経済的な負担を軽減しながら質の高い教育を受けられます。
さらに、日系企業や現地企業の採用において、ドイツ語と日本語のバイリンガル人材は貴重な存在です。国際的なビジネスや研究分野でも評価されやすく、長期的なキャリア形成に直結します。
治安が良い
ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安が安定している国とされています。主要都市では公共交通機関や市街地を安心して利用でき、日常生活で危険を感じる場面は多くありません。
観光地や混雑する場所では注意が必要なものの、特に南ヨーロッパの一部地域と比べ、スリや置き引きの発生率は低めと言われます。夜間の外出や人通りの少ない場所を避けるなど、基本的な防犯意識を持つことで安全性はさらに高まります。特に学生の多い大学都市は地域全体で若者を支える雰囲気があり、留学生もコミュニティに溶け込みやすい環境です。
物価が安い
経済大国であるドイツですが、日常生活にかかる費用はほかの西欧諸国と比較して抑えやすいのが特徴です。スーパーで販売される牛乳や卵、野菜、果物は日本より安価な場合が多く、パンは1個1ユーロ未満で購入できることもあります。自炊を中心にした生活を送る場合、1か月の食費をおよそ100~150ユーロ(約1.3万~2万円)程度に抑えることも可能です。
住居費については、学生寮やWGが広く普及しており、家賃や光熱費を節約できます。大学によっては、学生寮の入居者に学期ごとの定期券や学食割引券を提供する場合もあります。交通機関や美術館、コンサートなども学生証提示で割引が適用され、文化的な体験を低コストで享受できます。
歴史や文化に触れられる
ドイツは世界遺産登録数で世界第4位を誇る文化大国です。ベルリンの壁跡やブランデンブルク門、ケルン大聖堂、ノイシュバンシュタイン城など、歴史的価値の高いスポットが各地に存在します。これらの場所は、教科書で学ぶ歴史を現地で肌感覚として理解する貴重な機会を与えてくれます。
また、ドイツは芸術・音楽の分野でも世界的な影響力を持ち、バッハ、ベートーベン、ブラームスなどの作曲家や、ゲーテ、ヘッセといった文学者を輩出しました。ベルリンやハンブルクのコンサートホールや美術館では、学生料金で舞台や芸術作品に触れられます。
加えて、9つの国と接しているドイツからはEU内のほかの国々への移動もしやすいため、EU全体の文化に親しむことができるのも魅力です。ドイツでの留学中も、日本における国内旅行のような感覚で日帰りでヨーロッパを旅行できるでしょう。
よくある質問
ドイツに留学したほうがいい理由は何ですか?
国はどこであっても、留学で得られる経験は、あなたの人生を豊かにしてくれることでしょう。日本にいたら出会うことのない多くの人との出会い、そして異文化体験を通して、あなたの視野を広げてくれる貴重な経験となります。
ドイツ留学の注意点は何ですか?
ドイツに限らず、外国で生活するうえで危機管理は大切になるでしょう。日本とは違う国にいることを意識して暮らすことが重要です。
ドイツに1年間留学するにはいくらかかりますか?
語学留学の場合は、1年間で授業料と滞在費を合わせて約400万円の費用がかかります。※為替レートによって変動あり
ドイツの語学学校とは?
4技能と呼ばれる「聞く・話す・読む・書く」をバランスよく学ぶことが語学力の向上には欠かせません。語学学校では、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングを学べるカリキュラムが組まれており、短期間でも語学力の向上につながる授業になっています。またドイツ語が母国語でない他国の留学生と一緒に学ぶので、国際交流という有意義な経験ができるのも語学学校の良いところです。
ドイツの語学留学はいくらくらいしますか?
1ヶ月で授業料、滞在費、航空運賃などを含めて約70万円の費用がかかります。※為替レートによって変動あり
ドイツ留学のビザはどうする?
ドイツでは、現時点では90日未満の留学に必要な電子渡航認証やビザはありません。90日以上の留学にはドイツ入国後に必要な手続きがあります。(2026年以降電子渡航認証導入予定)
ドイツ留学時に万が一があった場合の海外保険は?
ECCではAIG損保の海外留学保険へのご加入を推奨しています。様々なリスクを幅広くカバーする保険となっています。
ドイツ語が得意ではないけど、ドイツ留学できますか?
もちろんできます。言葉はコミュニケーションの道具です。留学先では、色々な場面で出会う人々と「もっと話したい」という気持ちが膨らみますので、語学力は徐々に上達していきます。
ドイツの生活になじめるか心配で留学を迷っています・・・。
外国での生活を不安に思う気持ちは、多くの留学生が抱く思いでしょう。しかし、留学を経験した多くの方が「行ってよかった」「また行きたい」と言っています。
ドイツに長期の語学留学に行ったら帰国後の就職に不利になってしまうのか?
留学経験が不利になることはありません。むしろ留学で得られるコミュニケーション力や問題解決力は社会で活躍するうえで大切な力となることでしょう。
