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アメリカ留学前に知っておきたい治安事情と身を守るための6つの方法

お金を持っていると思われている一方で、比較的小柄な人が多い日本人は、アメリカ国内にいる悪質な犯罪者に狙われることもあります。
今回は、アメリカ留学前に知っておきたい国内の治安事情を解説します。地域ごとの危険度や、ついやってしまいがちで身を守るためには避けたほうがよい行動も併せて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
アメリカ国内で比較的安全な地域3選
アメリカ国内では比較的治安が良いと言われている地域をまとめました。
ニューヨーク州ニューヨーク
留学に向いた大都市の中で、比較的治安が良いとされているのがニューヨーク。ただし、それでも日本ほどではなく、繁華街や地下鉄ではスリや置き引きにあう可能性もありますので注意しておきましょう。
カリフォルニア州サンノゼ
サンノゼは、日本人が多い都市のひとつ。全体的に治安もよく、日本食も楽しめますが、一方で車上荒らしや日本人を狙った詐欺も発生しているようなので注意が必要です。
カリフォルニア州サンフランシスコ
寒暖差が少なく、過ごしやすいのがサンフランシスコのよいところ。留学に向いた語学学校や大学もたくさんあり、旅行や出張などできている日本人も多いため過ごしやすいでしょう。ただ、夜間に繁華街へ一人で繰り出す際は注意しましょう。
アメリカ国内で治安の悪い地域3選
続いて、アメリカ国内で比較的治安が悪い地域についてもご紹介します。
ミズーリ州セントルイス
セントルイスは、アメリカ東部にあって物価も安く、日本人もたくさん住んでいる都市ではあるものの、犯罪が発生しやすい地域でもあります。全米平均と比較して凶悪犯罪の発生率が約4.3倍、財産犯罪の発生率が約2.8倍というデータがあります[注1]。留学、特に初めて留学先として選ぶ場合は、十分注意しておきましょう。
ミシガン州デトロイト
デトロイトは、もともと自動車産業で盛り上がった都市です。しかし、産業の衰退に伴って失業者と貧困層が増え、近年は人口も減少し続けています。人口の少なさと犯罪発生数の多さから治安は安定しておらず、留学先としては適していないかもしれません。
メリーランド州ボルチモア
アメリカ国内でも歴史のある都市ですが、主要産業が低迷しており、富裕層と貧困層の格差が激しいことが特徴。中心地からは人口が流出してしまっています。他地域と比べると、治安が悪いエリアが多いので、留学先に選ぶ際は慎重に決めてください。
[注1] 在シカゴ日本国総領事館:安全の手引き

留学期間を安全に過ごそう!身を守るための6つの注意点
ここまでで、アメリカの治安状況を知ってしまうと、留学に尻込みしてしまうかもしれません。
ですが、犯罪被害は自分の行動ひとつで事前に防げます。
例えば日本ではついやってしまう行動が、アメリカだと自らの危険を招いてしまうこともあります。身を守るための注意点を知っておきましょう。
知らない脇道や夜間は要注意
近道をしたくても、脇道に入るのは避けましょう。大都市でも一本通りを外れるだけで危険度が一気に上がります。また、昼間は安全でも、夜間の一人歩きや散歩は避けましょう。
バス・地下鉄内での居眠りは厳禁
バスや地下鉄は非常に便利な移動手段ですが、周囲に座っている人が安全だとは限りません。居眠りをした結果、財布や貴重品を盗まれたり、思わぬトラブルに巻き込まれたりする危険性もあります。
二人きりで誰かの車に乗らない
よほど親しい間柄だったり、信頼できる人と複数で同乗したりするのでもない限り、「送ってあげる」といわれても他人の車に一人で乗らないようにしましょう。
パーティーやクラブへの参加はなるべく避ける
アメリカにはホームパーティーの文化があるため、友人同士でパーティーやクラブに繰り出すこともあります。参加する場合はお酒を控え、怪しげなタバコなどを勧められたらきっぱりと断りましょう。なお、バーやパーティーの場で、店員ではなくほかのお客さんの手からもらったお酒を飲むのは控えるようにしましょう。
人種差別・宗教の話題はタブー
アメリカは多民族国家なので、人種差別に対して敏感です。人種を蔑視するような発言などは、冗談でも使ってはいけません。また、基本的に宗教の話題もタブーです。
知らない人に話しかけられたら基本的には無視
知らない人から話しかけられたら、なるべく無視しましょう。店の場所を聞かれ、教えている間に財布を盗まれる、個人情報を聞き出されて強盗にやってくるなどのリスクもあるからです。この後は予定がない、一人暮らしをしているなどの情報を与えてしまうのもおすすめできません。
過剰なくらい自衛して現地の生活に慣れよう
せっかくの留学も、犯罪に巻き込まれてしまえば台無しです。日本よりも治安が悪いこと、自衛のために危機意識を徹底するべきことがわかっていれば、危険な行動を避け、犯罪に巻き込まれるリスクを減らすことができるでしょう。
自分を守ることが、アメリカ留学を最大限に楽しむことへとつながるのです。