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イギリスへの海外留学で驚いたこと

TVや映画などでお馴染みのイギリスですが、いざ現地で生活してみると驚くことがいっぱい。
長い歴史や伝統の影響か、日本とは異なる生活習慣や暗黙のルールがあります。
そのほんの一部をご紹介します。
留学中に「ああ、これね!」とイギリスらしさとして楽しんでいただければ嬉しいです。

イギリス家庭に招かれたら

イギリス家庭にゲストとして宿泊するときは、家族との交流がとても大切。
日本で友人宅に泊めてもらう場合とは少し様子が違います。
日本なら訪問先の家族とは挨拶時や食事どきは顔を合せても、ずっと一緒にいるわけではありません。
なるべく邪魔にならないのが礼儀とさえ感じます。
それに対して、イギリス家庭に滞在する場合はハウスゲスト(家へのゲスト)として振る舞うことが求められます。
身だしなみを整えるなど最低限のプライベートな時間を除いてはLoungeやSitting room、Drawing roomなどと呼ばれる居間で家族と過ごすのがマナー。
個室にこもっていては失礼にあたります。
イギリス人は一日に何度も紅茶を飲むことで知られていますが、お茶を勧められ、あれこれ言葉を交わしながら飲むという一連の行為もその団らんの一部。
散歩やスポーツ、食事とその前後のお酒、チョコレートをつまみながらのおしゃべりやゲームなど、ゲストは積極的に参加し、家族の日常にいつもと違う彩りを添えるのが役割です。
寒さに強いイギリス人は戸外で過ごすのも大好き。
日が暮れてもピクニックやバーベキューが延々と続くことも珍しくありません。
日本人にとっては英語力だけでなく、体力的にもなかなかの挑戦ですが、郷に入っては郷に従え。
長い時間を共にすると、ブリティッシュ・ジョークのおかしさやイギリス料理の素朴な味わいなど、本場ならではの発見がいろいろあります。

ホームステイやハウスシェアなど家賃を払っての滞在ならドライに下宿人に徹することもできますが、イギリス人やイギリスの良さは普段の暮らしからじんわりと伝わってくるもの。
遠慮せず、ぜひ一緒に過ごしてみてください。

洗った食器はすすがない

食器を手洗いする時、イギリス人はすすがないことで知られています。
典型的な皿洗いの方法は「シンクにお湯と洗剤をたっぷり入れて泡立たせる→汚れた食器を入れ、ブラシやスポンジでこする→泡だらけのまま水切りかごに入れる→乾いた布巾でふき取る」というもの。
シンクに貯めた石鹸水はひどく濁ってくれば作り変えるので、食器に食べ残しや調味料は残りませんが、大小の白い泡はそのまま。
ふき取ってしまえば一見キレイなのですが、洗剤成分はかなり残っていると思われ、日本の常識からすれば衝撃的です。
実際、食器棚を開けると食器用洗剤のかおりがプーンと漂ってきたり、きれいなはずの食器を塗れた手でこすってみるとヌルヌルしたりすることも。
しかし、イギリス人にはこの方法がスタンダードです。
実はお風呂の入り方も一緒で、「バスタブに洗剤とお湯を入れてBubble bath(泡風呂)にする→入浴しながら身体をこする→お湯を抜いて、身体の泡はタオルでふき取る、またはそのままバスローブを着てしまう」が一般的。

イギリスでは今でも一日に使える湯量に限りがある住宅が多く、「ゆっくりシャワーを浴びる」や「熱いお風呂に入る」は最高の贅沢という人もいます。
洗剤を流さずにふき取るのは、そのような条件下で育まれた生活習慣なのでしょう。
このイギリス人のお皿や身体の洗い方、外国人に指摘されても「I don’t see any problem(何も問題を感じない).」と悪びれることもなく、変わる気配もありません。
ただし、食洗機を使う家庭は多く、食洗機の設定には仕上げの「すすぎ」もしっかりあります。
レストランやカフェテリアなど外食先は食洗機が導入されているところが多いので比較的安心です。
ホームステイやハウスシェアでイギリス式に洗われた食器に抵抗がある時は、自分が使う分だけこっそりすすいでしまうのもひとつの方法かもしれません。

イギリス人は散歩好き

散歩はイギリス人がとても大切にするアクティビティの一つ。
老若男女問わず、「I’m going out to get some fresh air(新鮮な空気を吸ってくる).」と言ってでかけます。
歩く時間はかなり長く、1時間半から2時間は普通で、3~4時間も珍しくはありません。
寒くても、暑くても、多少の雨などお構いなく、ブラブラというよりてくてくと歩きます。
「外の空気を吸えば風邪も治る」、「たいがいのことは外気に当たれば解決する」は多くのイギリス人の口癖。
週末は平日に比べてしっかり飲食するからか、腹ごなしや二日酔いの解消に歩いている人も加わり、より多くの人が散歩している印象です。
自然豊かな田舎はもちろん、都会にも大きな公園がたくさんあり、気分良く歩ける場所には事欠きません。
また、街中でも、ショッピングではなく、あくまで散歩として出歩いている人がいます。

散歩の効用は、外気を吸うことで頭がスッキリし、歩くことによって身体が鍛えられるのはもちろん、一人なら考え事ができ、誰かと一緒ならおしゃべりを楽しめること。
同じ方向を向いて歩きながらの会話は話題を選ばず、気ままに話せばお互いのことをよりよく理解できます。
留学初期で英語がまだ十分でないと、イギリス人と面と向かっては緊張し、話題に困ったり、言葉に詰まったりしますが、並んで歩きながらだと不思議とリラックスして話せます。
シャイなイギリス人にとっても話しやすいのかもしれません。
「Do you want to go for a walk(お散歩いかない)?」と誘われることは世代に関係なく多いでしょう。
イギリスの文化を理解し、イギリス人との距離を縮めるには特におすすめの方法です。

まとめ

いかがでしたか?初めて知るイギリス人の側面はあったでしょうか。
筆者が留学時に驚いたこれらイギリス人の常識や習慣、洗剤を洗い流さないことだけはいつまでたっても慣れませんでしたが、訪問宅での交流や散歩はとても愛着が湧き、帰国後も無理のない範囲で取り入れています。
イギリスと日本は共通点が多いともいわれますが、その上で驚くことは日本人にとって新しいヒントやチャンスとなる気がします。
人生を豊かにする素敵な驚き、イギリスでたくさん見つけてきてください。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

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