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海外留学をするなら楽しみたいグルメ ~スペイン編~

食べることは留学生活の大きな楽しみの一つ。
特にスペインは「1日に5回食事をする」と言われるくらい独特な食文化のある国です。
海の幸・山の幸に恵まれ、周辺の地中海やアラブ地域の影響も色濃いスペイン料理は魅力たっぷり。
軽食として食べるパンやお菓子も充実しています。
地元のグルメに詳しくなり、本場の味を満喫しましょう。

定番料理パエリア

スペイン料理といえばまず思い浮かぶのがパエリア。
「パエリア」とは、もともとバレンシア地方で使われていた両側に持ち手のある浅いフライパンの呼び名でしたが、いつしかそれで作られた具沢山の炊き込みご飯が「パエリア」と呼ばれるようになり、スペイン各地に広まりました。
20世紀後半になって、観光振興のために国を挙げてご当地パエリアの開発が推進されたこともあり、今ではさまざまな名物パエリアがあります。

基本はお米に水、塩、着色のためのサフランを加えて炊き上げたものですが、具材が地域によって異なります。
元祖であるスペイン東部のバレンシア地方は昔からウサギ肉や鶏肉、カタツムリ、インゲン豆など山の幸が中心。
日本でもお馴染みの海鮮パエリアは本場では白身魚、エビ、ムール貝、イカなどがふんだんに使われ、見た目も豪華です。
その他ソーセージ、地野菜、イカ墨など特色のある具材が使われたものもあり、遂には肉と魚介を合わせた「ミックス・パエリア(paella mixta)」も登場。
しかしこれは観光客目当てで、地元スペイン人の間では邪道ではないかとささやかれているそうですが、いずれにせよ、どれも具材から出た出汁が炊き込みご飯のうまみとなっており、レモンを絞って食べると最高です。

お米の炊き加減には地域による好みがあり、本場バレンシア地方では汁気を残さずパリッとお焦げができるのをよしとしますが、カタルーニャ地方では汁気を残してしっとりと仕上げます。
その水分を調節する仕上げの工程も、都会のレストランではオーブンを利用しますが、田舎では屋外で薪を使って焼いてこそパエリアとの主張もあります。
スペインには他にもお米で作ったスープやサラダ、デザートなどがあり、「一年間、毎日違った米料理を作れる」と言われるほど。
しかし、一番人気は何と言ってもパエリア。
本場バレンシアでは、世界中からスペイン料理のシェフを集めた国際パエリア・コンクールやパエリア祭りが毎年開催されています。

バルの人気商品生ハム

おつまみやサンドイッチの具材として大人気の生ハム。
日本でも輸入食材店などで薄くスライスされたスペイン産の高級生ハムを見かけます。
特に有名なのは「ハモン・セラーノ」と「ハモン・イベリコ」で、ハモン・セラーノはイタリアのプロシュート・デ・パルマ、中国の金華火腿と並び世界三大ハムの一つとされています。

山岳地帯で作られるハモン・セラーノは「山のハム」を意味し、白豚の肉を寒冷な気候で1年以上熟成させます。
対してハモン・イベリコはイベリコ半島在来種の黒豚を加工したものですが、非常に手間がかかり、熟成期間もハモン・セラーノに比べて長いため、より高価です。
特に「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ」と呼ばれ製造に2~3年かかる生ハムは流通量もスペインの生ハム全体の2%と希少。
しかし、一度食べると忘れられない味と言われています。

夕食の時間が9時以降ととても遅いスペインでは、早い時間は「バル(bar)」と呼ばれる、喫茶店と居酒屋とコンビニとを兼ね備えたような店で軽く飲むのが一般的。
そして生ハムはバルで食べられるおつまみ「タパス(tapas)」の一品として人気です。

そもそも、タパスとは12世紀頃、飲みかけのワインの瓶にハムで栓をしたのが発祥、といわれるほどワインとハムは切っても切れない関係。
特にスペイン産の赤ワインには長期熟成され濃厚な味わいのスペイン産生ハムがピッタリです。
塩分が強いのもスペイン産生ハムの特徴で、生野菜やフルーツと組み合わせ、オードブルやサラダなどにも使われます。
日本でもお馴染みの「生ハムメロン」はイタリアだけでなくスペインでも定番のオードブル。
メロンの季節に本場で食べれば日本とはまた違った味わいを楽しめるでしょう。

おやつの時間メリエンダ

昼食が1時から2時ごろ、夕食が9時以降とかなり遅いスペイン。
その分、午前と午後に軽食タイムがあります。
午前の軽食「アルムエルソ(almuerzo)」は朝食と昼食の間の10時から11時頃。
子どもたちは学校の休憩時間にチョコクリームを塗ったパンや、「ボカディージョ(bocadillo)」と呼ばれるハムやソーセージ、チーズなどをはさんだサンドイッチを持参して食べます。
大人は近所のバルで軽食を楽しんだりもします。午後の軽食は学校や仕事が終わった後の6時から7時頃。
こちらは「メリエンダ(merienda)」と呼ばれ、日本のおやつに相当します。
しかし、こちらは食べるものは人それぞれ。
夕飯が8時頃の小さな子どもたちはお菓子や簡単なサンドイッチ、フルーツ、ヨーグルトなどをジュースやココアなどと併せて食べますが、大人たちはカフェで甘いものとお茶を楽しんだり、バルでお酒と共にタパスを食べたりして、9時以降の夕飯までをつなぎます。
メリエンダでも人気のお菓子は、日本の映画館やアミューズメントパークでも人気の「チュロス(churros)」。
朝ご飯や夜遅くに飲酒後の締めとしても食べられます。
地域やお店によって形や太さが違い、そのままでもホットチョコレートに浸す食べ方もあります。
他に「メンブリージョ(membrillo)」と呼ばれるマルメロのジャムや「エンサイマーダ(ensaimada)」というマヨルカ島名物の菓子パンなどもポピュラーです。

まとめ

豊富な食材と環境に恵まれたスペインには美味しいものが沢山あります。
それらを愛する家族や友人と楽しくおしゃべりしながら食べるのが大好きな人々は、食事の時間をさらに大切にします。
食事の際の合言葉は「ケ・アプロベーチェ(Que aproveche)!」。
これは「食事が身体に良いように」という意味で、一緒に食事をとりながら、身体を健やかに保ち、親愛の情を育みましょう、という希望が込められています。
情熱的な国民性を支える食文化。
日本とは違う料理や食事のスタイルを通じて、スペインをさらに深く理解できるのではないでしょうか。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

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