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カナダ 1年間留学

濱田 佳澄さん(2017年9月~1年間)カナダ・サーニッチ学区 クレアモント高校

2017年9月からの1年間をカナダで過ごした濱田さんの体験レポートをお届けします。日々どのようなことを経験し、感じ、留学生活を送ったのでしょうか。

【学校について】

クレアモントは9月から12月、1月から6月の二学期制です。それぞれの学期に4教科、一年間で8教科学びます。私は一学期に、数学、美術、留学生用のELLというクラスを2つ、二学期に体育、社会、理科、製図とデザイン、をとりました。ELLのクラスで、パラグラフやエッセイの書き方を教わったおかげで、二学期の理科と社会で、プリントや板書の読解に苦労した中、いい成績をとれました。

【ホームステイについて】

明るいホストファーザー、ガーデニング好きのホストマザー、16才、14才、11才、7才の四人姉妹のいるお家でした。他にフィリピンから来た住み込みのハウスキーパー、ドイツから来た留学生もいました。週末は四姉妹と一緒に映画を見たり、教会に行ってホームレスの人達へボランティア活動を体験しました。冬休みには、ハウスキーパーとお喋りしながら、料理のお手伝いをし、料理を教えてもらいました。

【ホームシックについて】

自分はならないだろう、と思っていましたが、勉強などのストレスが重なって、精神が崩れかけました。「あと半年の我慢、頑張ろう」、と自分に言い聞かせました。授業も難しく、心が折れましたが、やりきらないと帰れない、と思い気持ちで持ち直しました。

【友達】

今でも連絡をとりあう3人の友達に出会うことができました。日本のアニメが好きで、話がとても合いました。ケンカも一度もなく、のんびり暖かい時間を過ごしました。

【日本との違いについて】

・ホストファミリーの子供達は普通の学校に通わず、インターネットスクールという家のパソコンで、各自学習を進めています。自分のペースで進められるし、安全という認識があるようです。ホストマザーとファーザーもネットスクールを卒業したそうです。
・カナダでは法律上、12才以下の子供は大人と24時間一緒にいなくていけません。そのため両親が働いている家ではハウスキーパーやベビーシッターを雇います。
・クリスチャンの教会では、礼拝堂がライブハウスのようで賛美歌よりも、歌謡曲のようなリズムで馴染みやすい、主を讃える歌をみんなで歌います。服装もカジュアルで、子供には子供達用の「Youth Group」があって、年齢にあった道徳教育や宗教観を勉強しています。その中でボランティア活動も行っています。
・体育のクラスでは「Ice cream Run」といってアイスクリーム屋さんまで走って買って食べて帰ってくるという授業もあったり、製図とデザインのクラスではパソコンで図書館のデザインをし、3Dモデルを制作するプロジェクトでは満点を取りました!
・学校では日本のような規則がないですし、授業中の飲食も可能です。授業に関係あることはスマホを使って調べたりできます。

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