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海外留学のホームステイ事情~スペイン編~

フラメンコや闘牛で知られるスペイン。
明るくてフレンドリーな国民性や豊かな食生活、ゆったりした生活様式など魅力がいっぱいの国です。
より楽しく充実したホームステイが体験できるよう、ここでは家庭料理や滞在先での注意点、休日の過ごし方などをご紹介します。

スペインの家庭料理

家族や友達と食卓を囲むことをこよなく愛するスペイン人。
それを象徴するのが「一日5回の食事」で、朝昼晩の三食の他に2回の間食が普通です。
朝食はとにかく簡単で、コーヒーとジャムを塗ったパンやマフィンだけ。
学校や職場へ行ってしばらくすると、午前の間食があり、飲み物と軽いサンドイッチなどを食べます。
一日のメインの食事はお昼。
13時頃から時間をかけてしっかりと食べ、休憩をとるのが習慣です。
夕方には再び飲み物やサンドイッチ、あるいはバルのタパスで小腹を満たし、21時を過ぎてからやっと晩ごはんになります。
スペイン料理の味の決め手はニンニクとオリーブオイル。
和食に味噌と醤油が欠かせないように、ニンニクとオリーブオイルをよく使います。
魚介類やお米を使った料理も多く、素材の持ち味を活かすところは和食と似ていますが、ニンニクとオリーブオイルが生み出すコクと風味は独特で、クセになる美味しさです。
昼や夜のしっかりとした食事は、第一の皿、第二の皿、デザートを組み合わせるのが基本。
第一の皿は野菜料理、豆料理、コメ料理、パスタなど。
第二の皿は肉料理や魚料理。
サラダやパンも一緒に食べます。
デザートは果物、アイスクリーム、プリンなどで、お米を使った甘いデザートも人気です。
食事は全員が着席し、「ケ・アプロベーチェ(食事が身体を元気にしますように)!」と声を掛け合ってから食べ始めるのがマナー。
食べ方は「口に食べ物が入ったままおしゃべりはしない」、「食べ物を丸のみしない」など一般的な洋食のマナーと大差ありませんが、塩をこぼすのは縁起が悪いとされているので、食卓に置かれた塩の瓶は倒さないように注意しましょう。
また、食後はすぐに席を離れず、しばらくおしゃべりを楽しむのが習わしです。
ホームステイが朝晩のみ食事付の場合、昼は自分で調達する必要があります。
ステイ先で食べたい気分なら、レンジで簡単に料理できるものがおすすめ。
スーパーマーケットの冷凍食品は日本とは異なる品ぞろえが新鮮で、選ぶのも楽しいでしょう。
ジャガイモと玉ねぎのトルティージャ(オムレツ)やパスタなど、美味しくてボリュームもあります。

ホームステイ先での注意点

生活スタイルの違いをあれこれ発見するのはホームステイの醍醐味。
しかし、スペインは英語が通じづらく、言葉が不自由なうちは意思の疎通が難しく感じるかもしれません。
しかし、あらかじめいくつかの注意点を頭に入れておけば、早く生活に溶け込む助けになるでしょう。
スペインの家庭でまず気を付けたいのは、バスルームの使い方。
古い建物の多くは一日に使えるお湯の量に限りがあります。
これは建物の構造上の問題で、スペインに限ったことではなく、ヨーロッパ諸国ではよくあること。
長時間のシャワーや、バスタブをお湯で満たしての入浴は遠慮するのが無難です。
乾燥してサラッとした気候なので、一日一回のシャワーでも不快感はありません。
ちなみにバスルームには便座もあるので、長い間独り占めすると他の同居人が困ってしまうことも。
使用は短めを心がけ、出る時はバスルームの扉は明け放しておきましょう。
開いているドアが「中に誰もいません」という合図です。
水が貴重なので洗濯も週一回程度の家庭がほとんど。
あらかじめ頻度や曜日を確認しておけば、上手に手持ちの衣類をローテーションできます。

また、スペイン人は光や音に敏感です。
これは欧米人に多い淡い色の瞳が光にとても弱く、古くて重厚な作りの建物は音が響きやすいからだと言われています。
そのため、屋内の照明は暗く、生活する上では大きすぎる音は立てないよう気を使います。
TVを視聴するときに部屋の照明を消すのには驚かされますが、陰影を活かしたインテリアや、独特な静けさのある暮らしは慣れると落ち着いて心地良いでしょう。
ホームステイ先の規模や家族構成にもよりますが、互いの性格や生活パターンを知ると、みんなが快適に過ごせます。
そのためにも、コミュニケーションはしっかり取るようにしましょう。

休日の過ごし方

カトリックの「日曜日は安息日(休息日)」という考え方が浸透しているため、日曜はほとんどの商店がお休みです。
しかし、地元の人にとっては特に支障はありません。
スペイン人の理想の休日は、家族や親しい友人たちとの食事や散歩を楽しむこと。
飲食店は週末も営業しており、どこも大賑わいです。
若い人たちはバルやレストランでお茶や食事をした後、散歩するのがよくあるパターン。
おしゃべりに夢中になりながら歩くと、いつしか数時間過ぎていることも珍しくありません。
公園も大人気のスポット。
歩き疲れた人々が休憩したり、サッカーやボート遊びに興じたり。
思い思いの過ごし方をしています。
ちなみに、美術館や博物館は日曜の午前中も開館しているところが多く、映画館は午後からは営業しています。
結婚や仕事で家族とは離れて暮らしている人も、週末は実家に帰って食事を共にすることがほとんどです。
季節ごとの行事やお祭りも盛んで、その時々で特別な料理があります。
暑くて乾いた夏に楽しむ冷たいガスパチョ(トマト味の冷たいスープ)や秋の新米の時期のパエリア、クリスマスに食べるトゥロンというお菓子など、季節感いっぱい。
チャンスがあれば、是非味わってみてください。

まとめ

スペインの日常生活についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
スペイン人は気さくで思ったことはすぐに口にする人がほとんどです。
「友人をホームステイ先に招く」、「食事はいらない」、「帰宅が遅くなる」など、滞在先に関わることは事前に必ず伝え、了解を得ましょう。
コミュニケーションを密にとれば、その土地ならではの情報も集まります。
情熱的で、魅力あふれるスペインは繰り返し訪れる日本人が多い土地です。
思い出深い留学になりますように。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

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