海外留学・ホームステイするならECC。1週間の短期留学から1年を超える長期留学まで好評受付中!

ECC海外留学センター LET‘Sホーム 留学コンテンツ一覧 |  海外留学に役立つ!英語の訛りについて

海外留学に役立つ!英語の訛りについて

英語で話しかけられているはずなのに、なんだかチンプンカンプン。
そんな経験はありませんか?ところどころは聞き取れるのに、どうも意味がわからない。
そんな時は相手の英語の訛りが理由かも知れません。
世界中の人々が英語を使ってコミュニケーションをとる今、日本の学校で習うような標準的な英語を話す人はほんの一部。
訛りは気にするどころか、自分の個性として堂々とアピールする人が多い時代です。
かなりクセがあると感じる英語も、その多くは法則があり、慣れれば聞き取れるようになります。ここでは「英語の訛りの代表格」ともいえるようなアメリカ、イギリス、オーストラリアの訛りについてお話しします。

アメリカ

広い国土にさまざまなバックグラウンドの人々が暮らすアメリカ。
言葉は各地域の文化や歴史、話す人の年齢や社会階層などでも微妙に違い、訛りはそれを覆うデコレーションのようなものです。
そして、アメリカでは西海岸と東海岸、南部の三つのエリアで大きく異なります。

まず西海岸は日本でよく耳にする発音。慣れていて最も聞き取りやすいかも知れません。
日本人が苦手とされる「r」の発音が強調され、全般的に舌を活発に動かした響きです。
「what」や「cut」など単語の最後の「t」はその後に言葉が続く場合には発音されず、「What do you want?(何なの?)」や「Cut it out(やめろ!)!」は「ワドゥユワーント?」、「カディダウト!」となったり、「International」の「n」の後の「t」を省略し、「イナーナショナル」と発音したりするのもこの傾向の表れ。
若い人の間や、カジュアルなシーンでは特に顕著です。
加えて、「a」も日本の学校で教わる「a」と「e」の間の発音をし、西海岸の太陽のような明快な響きになっています。アメリカ国内でも「訛りがないのが西海岸」と言われ、標準語と認識されている英語です。

しかし、東海岸のニューヨークなどではイギリス英語に近い発音をする人が多く、印象はガラリと変わります。
西海岸では巻き舌で「water」は「ウォーダー」、「party」は「パーディー」など「t」を「ダ」や「デ」に近く発音しますが、東海岸では「ウォーター」「パーティー」など、「t」のままクリアに発音。丁寧で品が良い感じの英語になります。
このイギリス英語の影響はイギリスから距離が離れるほど薄くなり、西海岸ではほとんどないのが面白いです。

東西の違いとは別に、アメリカの訛りとしては最も有名で話す人も多いのが「Southern Accent」と呼ばれる南部訛り。
映画「風と共に去りぬ」や「マグノリアの花たち」で耳にする、ちょっと気だるい感じの発音です。
古くは支配階級の白人を中心に使われ、「drawl」と呼ばれる母音を伸ばしたゆっくりした話し方が特徴です。
代表的な言葉は「あなたたち」を意味する「Y’all」で「I know all y’all.(みなさんのことを知っています).」や「Are y’all going to the movies(あなたたち映画へ行くの)?」といった具合に主に「you」の複数形として使います。南部訛りは南部発祥のカントリーミュージック界では今でも主流で、「Southern Belle」と呼ばれる南部美人の話し方としても知られています。

イギリス

アメリカにくらべて国土はかなり狭いイギリスですが、古くから地方や階級によってユニークな訛りがあり、今でも色濃く受け継がれています。
中にはあまりにクセが強く、同じイギリス人であっても理解できないというものも。
スコットランドやアイルランド、ヨークシャーなどの訛りは特に分かりづらいとされています。それに対して、ロンドンを含めたイギリス南西部で使われる言葉は比較的訛りが少なく、BBCで使われる容認発音「RP(Received Pronunciation)」の基礎となっています。
この英語は「クイーンズイングリッシュ」とも表現されますが、以前はエリザベス女王を始めとした上流階級の人々が話すのはさらに高貴な英語でした。

しかし、近年は王室のイメージアップのため、若いメンバーを中心にRPに近い英語が話されていると言われています。
RPは慣れれば日本人にとっては聞き取りやすく、発音も容易です。
ポイントは「r」の発音の際、アメリカ英語のように舌を巻かないことと、「t」をクリアに発音すること。
「can’t」は「キャント」でなく「カーント」と発音するのが有名です。
また、アメリカに比べると使う単語自体が違うことも多く、訛りとともに混乱の原因となります。休暇は「holiday」、サッカーは「football」、トイレは「toilet」はそのほんの一部。頻繁に使う名詞のイギリス版とその発音を覚えるとかなり楽に会話できるようになります。

オーストラリア

「Aussie English」の愛称で親しまれるオーストラリア英語。
初期のイギリス移民の多くが話していたロンドンの下町訛りにアイルランドやアメリカなどの英語が影響して今の状態になったと言われています。
オーストラリア人のイメージにピッタリの明るくのんびりとした英語で、口や舌をあまり動かさずに話せます。
特徴の一つは、「a」を「ア」だけでなく「アイ」と発音すること。「today」を「トゥダイ」と発音し、「I’m going to the hospital today.(私は今日病院に行きます)」が「I’m going to the hospital to die.(私は病院に死にに行きます)」と誤解される、というジョークが代表例です。

また、イギリス同様に「r」は強調せず、巻き舌も最小限。しかし、鼻濁音が多いのでリラックスした印象です。
さらに、AustraliaがAussieとなるのでもわかるように、短縮形を多用します。
「mosquito」を「mossi」、「thank you」を「ta」、「afternoon」を「arvo」など、語尾変化だけのものから、知らなければ全く理解できないものまでさまざま。
女性や高学歴層が好む「Cultivated Accent(洗練されたアクセント)」、男性的な「Broad Accent(強調されたアクセント)」などのバリーションもありますが、どれも愛嬌があって親しみやすい話し方です。

まとめ

英語の訛りのいろいろ、いかがでしたか?世界中で英語を話す人がどんどん増えていますが、その英語は決して一つではなく、発音から使う単語、スペルまでバラエティに富んでいます。つまり、相手の英語がわからなくても、それはあなたの英語力不足ではない可能性もあるのです。慣れるまでは遠慮しないで質問したり、ジェスチャーをしたりして交流しましょう。相手にとってはあなたの英語も魅力的な「ジャパニーズ・イングリッシュ」。自信を持ってコミュニケーションに挑みましょう。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

短期留学から長期留学まで好評受付中!

Copyright © ECC Co., Ltd. All Rights Reserved.

TOP

-->