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海外留学の参考に ～イギリス留学の人気都市～
「いつか留学するならイギリス！」と根強い人気のある憧れの国。
日本からは地理的に遠く、物価も高く、留学先としての敷居は高めですが、美しいクイーンズ・イングリッシュ、歴史ある街並み、最新の音楽や演劇、ファッションの発信地であるなど、その魅力は挙げ出すときりがないほどです。
また、イメージより遥かに人種的・文化的多様性に富んでいて、外国人が暮らしやすいのも大きなメリット。
ここでは日本人留学生に人気の4都市についてご紹介します。
ロンドン
イギリスの首都で国際的な大都市ロンドン。芸術、商業、金融、娯楽などさまざまな分野で大きな影響力があるだけでなく、「世界の人気都市ランキング」などでもトップの常連。
多くの人が一度は訪れてみたいと願い、実際に世界で最も外国からの旅行者が多い町です。
その風景は映画やTVでもお馴染みで、テムズ川沿いのビッグベンや国会議事堂、重厚感溢れるバッキンガム宮殿、いつも賑わうコベントガーデンなどが目に浮かびますが、新しいものを積極的に取り入れる町でもあり、歴史と最先端の文化の両方に触れられるのが大きな魅力です。
そんなロンドンにはヨーロッパでは最も多くの高等教育機関があり、大学だけでも40校以上、常時40万人の学生が在籍しています。
語学学校の数や種類も豊富で、ヨーロッパだけでなく、中東、アフリカ、アジアなど世界中から若者が学びにくるのも特徴です。
大学や語学学校の多くは市街地にあり、観光名所や博物館、劇場、映画館などにも至近。
勉強だけでなく、歴史や文化、芸術に触れ、最新の流行を吸収し、充実した学生生活を送れます。
日本からの乗り入れ便が多いヒースロー空港からは市内へのアクセスが良く、初めてのイギリス、初めての留学でも安心して利用できるのが嬉しいところです。
また、ロンドンには他にも複数の空港、遠距離列車や長距離バスのターミナルがあり、留学中にヨーロッパの他の都市を訪れる際にもとても便利です。
市街地にはハイドパークやケンジントン・ガーデンズ、リージェンツ・パークなど美しい公園が数多くあり、街ゆく人の憩いの場となっています。
大英博物館やナショナルギャラリーなど希少な収蔵品で知られる文化施設も無料で入場できるところが多く、ミュージカルやバレエ、演劇も時間的に余裕があれば格安でチケットを入手することが可能。
コンサートやフェスティバルも充実していて、高いお金を払わなくても楽しめることがたくさんあります。
勉強と娯楽、どちらにも全力投球できる街といえるでしょう。
オックスフォード
ロンドンから北西に電車で約1時間、オックスフォード州の州都であるこの町は12世紀から学園都市として発展してきました。
オックスフォード大学は英語圏で最も古い大学で、名門校として世界的に有名です。
市の人口は約17万人ですが、学生の割合が高く、また外国人も多くて国際色豊かな都市です。
中心部にはカレッジや教会など歴史的建造物が並び、落ち着いた趣のある雰囲気。
映画『ハリーポッター』のロケ地として選ばれたことも頷けます。
街はコンパクトにまとまっていて、治安も良く、語学学校のレベルも高いことで知られています。
また、ロンドンに比べて日本人留学生の数も少なく、英語やイギリスでの暮らしにどっぷり浸れるのもメリットです。
物価はロンドンより安く、パブやナイトクラブ、ショッピングモールでは学生割引が利用できます。
歴史や伝統と現代の利便性がバランス良く存在し、イギリスならではの留学生活を送れます。
ブライトン
風光明媚なリゾート地、ブライトン。
イギリスの南東部に位置し、美しいビーチやカラフルな街並みが気分を高揚させてくれます。
ロンドンからは電車で1時間程度のアクセスの良さ。
18世紀の中頃から貴族の保養地として発展し、夏にはイギリスだけでなく、ヨーロッパ中からも観光客が訪れます。
ビーチ沿いにはプロムナードが続き、リゾートホテルやレストラン、カフェも多数。
パブやナイトクラブなど娯楽施設も充実していて、ホリデー気分を満喫できます。
このようなブライトンはヨーロッパ最大のLGBTの街としても有名。特に毎年8月に開催される「ブライトン・プライド」というフェスティバルはLGBTの人々を中心に大いに盛り上がります。
イギリスの中でも特に多様性が感じられ、異なる価値観に寛容な土地柄です。
リゾート地でありながら教育機関も多いため、治安は良い場所です。
中心部は警察の巡回も行き届いていて、その徒歩圏内で日常生活は事足ります。
夜は観光客向けにバスが遅くまで運行しているので暗くなってからの移動にも不安はありません。
日本人留学生の割合も少なく、リラックスして英語を学びたい方には最高のロケーションです。
ケンブリッジ
オックスフォードと並んで世界的に有名なこの町は、イギリスのハイテク産業の中心地でもあります。
規模としてはオックスフォードよりこじんまりしていますが、ロンドンへのアクセスは電車で約1時間と変わりません。
平日は勉強に専念し、週末はロンドンで娯楽を満喫するというライフスタイルも可能です。
質の高い英語教育をする語学学校が多く、主にヨーロッパ系の若者が学んでいます。
日本人は少数派なので英語を学ぶ環境としては理想的です。
古くからの学生の街なので学生がとても大切にされ、学割が効くシーンも多数あります。
街は歴史的建造物と自然が調和して絵のような美しさ。
中心を流れるケム川でのパンティングと呼ばれる風流なボート遊びも名物です。
自転車で移動する人がとても多く、「サイクルシティ(Cycle City)」という呼称もあるほど。
語学学校によっては貸し出しもしているので、街を自転車で颯爽と走れば、地元の学生気分を味わえます。
まとめ
イギリス留学といっても、滞在する街によって体験は大きく異なります。
ロンドンは大人気の国際都市として勉強だけでなく、あらゆるニーズに応えてくれるエネルギッシュな街。
その分費用は嵩みますが、それだけの価値があります。
オックスフォードとケンブリッジは歴史ある大学都市としてだけでなく、ロンドンからの距離や物価などの面で類似点も多いです。
アカデミックで落ち着いた環境で勉強したい、伝統的な学生生活をのぞいてみたり、触れてみたりしたいと思うなら最高の場所です。
イギリスの歴史や文学などに関心が深い方には特にお勧めです。
加えて、これらの街で使われる英語はなまりが少なく、きれいなクイーンズ・イングリッシュの習得にも適しています。
ブライトンは海辺のリゾート地で、LGBTの人たちにも人気の明るく多様性がある街。
リラックスした環境で滞在を楽しみながら学べるでしょう。
イギリス留学に自分が求めるのは何なのか。
じっくり考えてピッタリな街を見つけてください。
