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ヨーロッパへ海外留学するなら知っておきたいこと

日本から遠いヨーロッパへの留学は、アメリカに比べて情報が少なくイメージが抱きづらいのではないでしょうか。
どんなところで、何を期待し、どんな準備をしていけばより楽しく充実した留学生活を過ごせるのでしょうか。
ひとくちにヨーロッパといっても広く、国によって差がありますが、おおまかな傾向と参考になる心構えをご紹介します。

時間の感覚

ヨーロッパの時間の流れはとても優雅でゆっくりです。
日本では、時間厳守が当たり前で、職場や学校なら5分前、さらには10分前行動を求められることも多いでしょう。
しかし、それは世界の中ではかなり珍しいことです。

時間の捉え方は地域や国、所属する階級や状況によってかなりの開きがあります。
国でいえば、北欧諸国やオランダ、ドイツなど北方の国々は時間に忠実です。
「約束時間を遵守する国は?」というテーマのいくつかの統計でも、ドイツやデンマーク、スイスなどは日本と並んで上位の常連国です。
逆に南のイタリアやギリシャ、スペイン、ポルトガルなどは時間を気にしない国として知られています。
ちなみに、フランスは後者。
イタリアやスペイン同様、ラテン系であることがその理由と言われています。

具体的にどれくらい遅いかという例として、ヨーロッパ人が好きな小噺があります。
「待ち合わせをすると、約束時間の10分前に日本人が、5分前にドイツ人とスイス人、定刻にイギリス人が現れる。そこから5分遅れでフランス人、15分遅れでイタリア人、30分以上経ってからようやくスペイン人がやってきて、最後まで来ないのはポルトガル人」というもので、上位の日本、スイス、ドイツはバリエーションによっては入れ替わりますが、定刻のイギリスと遅刻の常連国の順位は同じことが多いようです。
定時にやってくるのはイギリス人と並んでアメリカ人のバージョンもあります。

ドイツやスイスが時間厳守なのは早くから工業化が著しく進み、高い生産性を維持するため、効率を重要視する姿勢が国全体に浸透しています。
ドイツやスイス、オーストリアでは公共交通機関もスケジュール通り。
日本と大差ない感覚で過ごせます。

これに対して、ラテン系の国々は豊かな私生活が最優先であり、学校生活やビジネスはそれを支える日常の一部でしかありません。
したがって、時間を遵守することの必要性は低いようです。
その中間にくるのがイギリス人です。
仕事や学校、プライベートとシーンによって時間への感覚が変わります。
仕事や学校関係の時間には極めて正確ですが、社交に関する時間の解釈はとても緩やか。
‟Fashionably late(洗練された遅刻)”という言葉もあるくらい、パーティーなど先方に準備が必要なイベントには定刻より遅れていくのがお約束です。

愛国心が強い人が多い

ラグビーのワールドカップ中、日本国内で各国の色鮮やかなジャージを纏った外国人を見かけた人は多いのではないでしょうか。
ラグビーは英国を中心にヨーロッパで盛んなスポーツです。
よって、サポーターたちはヨーロッパ諸国や旧植民地などその強い影響を受けた国の出身者がほとんどで、自国の勝敗に一喜一憂する姿からは熱烈な愛国心の一端を垣間見えました。
しかし、厳密にいえばそれは愛国心というより郷土への愛着であり、英国からは今回のワールドカップにイングランド、スコットランド、ウェールズと3つのチームが参加していましたが、選手もサポーターも支持しているのは地域であって国ではありません。
そんな彼ら、公な場所で国籍を問われれば「英国人(British)」としぶしぶ言いますが、それ以外ではそれぞれ「イングランド人(English)」「スコットランド人(Scottish)」「ウェールズ人(Welsh)」と胸を張って答えるのです。

これは英国に限ったことでなく、イタリアやスペイン、ベルギー、スイスなどヨーロッパの多くの国では今も歴史的背景や宗教、使用言語の違いにより、気質や民俗性が異なる人々が、時として国全体の政治にも影響を与えるほどの郷土愛を抱きながら暮らしています。
そんな、複雑な背景を持つヨーロッパの人々がともに繁栄できるように、というのが「欧州連合EU(European Union)」なのですが、昨今話題の英国の離脱(Brexit)からもわかるように、舵取りはとても難しそうです。
そもそも、イギリス人にはイギリスがヨーロッパの一部という感覚はなく、大陸側にある諸国のみをヨーロッパと捉えています。

美術鑑賞がたくさんできる

国境を超えて文化の交流が盛んだったヨーロッパでは、古くから芸術家が大切にされ、素晴らしい絵画や彫刻の数々が創造されてきました。
当初は王侯貴族をはじめとする特権階級の楽しみでしたが、今では多くが美術館や邸宅などで公開され、一般市民や観光客も鑑賞できます。
生活にさまざまな芸術が根付いている現代ヨーロッパでは、美術館や劇場へ足を運ぶのはごく自然なことです。
芸術や歴史についての素養は日常の会話にも欠かせません。
芸術の本場への留学は本物に触れ、自分を磨く絶好のチャンスです。

特にイギリスは無料で入場できる文化施設が多く、誰もが気軽に芸術作品や歴史的名品を鑑賞できます。
また、フランスやドイツ、スペインなどの美術館には入館料がありますが、学生は無料や優待があるところがほとんどで、パリのルーヴル美術館は18歳以下が無料。
26歳未満も毎週金曜夕方以降は無料です。

さらに留学ビザを取得してのEU加盟国への留学生であれば、美術館だけでなく多くの文化施設が無料になります。
その場合はチケット購入の列に並ぶ必要もなく、パスポートの提示のみで入館可能です。
ロンドンの大英博物館、ナショナルギャラリー、パリのルーヴル美術館やオルセー美術館。
どこも人類の至宝といえるような芸術作品や歴史的収蔵品に溢れています。
無料であれば、繰り返し訪れることも可能です。

ヨーロッパの人々は、美術館で模写をしたり、思索に耽ったり、専門家によるレクチャーに参加したりと各々で過ごします。
時間に余裕がある留学中は、日本とはまた違った芸術との触れ合い方、楽しみ方を見つけられるかも知れません。

まとめ

日本からは遠く感じられるヨーロッパ。
その分、時間の流れ方や人々の気質の違いなど異国情緒たっぷりで驚きや発見の連続です。
さらに、長期滞在なら観光旅行とは違い、各地を心ゆくまで堪能できるでしょう。
留学生ならではの特典も見逃せません。
パスポートを手に、ヨーロッパ留学を満喫してみてはいかがでしょうか。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

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