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海外留学前に学ぶアメリカの常識

海外留学の王道といえばアメリカ。
日本人はずっと昔からこの太平洋の彼方の新しく自由で大きな国に渡り、多くのことを学んできました。
今はメディアなどを通じて幅広い情報が届きますが、知っているようで知らないこともまだまだあります。
ここでは実際に留学に役立つ情報をご紹介します。

多国籍でバックグラウンドも様々

アメリカは多民族、多人種国家です。
歴史的にも多くの移民を受け入れて繁栄してきました。
人種や宗教など多様な背景をもつ人々が共存するにはルールが必要で、その重要な一つが「互いの違いを尊重し、配慮する」というもの。
対象は時代とともに拡大し、今では人種や宗教だけでなく、性別や年齢、政治信条、障害の有無など多岐に渡ります。
アメリカ人はよほど親しくない限り、そのようなデリケートな話題には触れません。
日本にも外国人は増えているとはいえ、多様性への意識はまだまだ希薄です。
考え方や習慣が大きく違うアメリカでは特に注意が必要。
慣れないうちは、違いでなく共通点について話題にするのが無難です。
ファッションとして十字架のアクセサリーを身に付けたり、むやみに英語のデザインされたTシャツを着ることもリスクがあります。
日本では問題ありませんが、アメリカではそれで特定の宗教を信仰すると認識されたり、英語が実はスラングで周囲に不快感を与えたりすることもあります。

また、最近日本でも馴染みの“swear words”「罵りの言葉(スラング)」には特定の宗教や人種を蔑視するものも多く、想像以上に攻撃的です。
意味を知らないまま気軽に口にすると思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
言葉使いや発言には日本にいるとき以上に慎重になりましょう。

人種や宗教だけでなく、妊婦や子連れ、障害者など社会的弱者への配慮も進んでいます。
障害者用の駐車場やトイレなど設備面の充実はもちろん、困っている人を手助けするための暗黙のルールも存在します。
空港の入国審査やスーパーのレジなどで並んでいても、妊婦や子連れ、障害者は最優先。
段差がある場所では周囲の人が率先してサポートします。
LGBTQへの理解も日本に比べて浸透しており、学校によっては性別で分かれていない共用のトイレや更衣室、寮もあります。
家族形態もさまざまで、シングルペアレントや異人種の家族はもはや当たり前。
場所によっては同性同士の親も珍しくありません。
先入観に囚われずに人々と交流すれば、アメリカの今を実感できます。

返品大国アメリカ

アメリカでは購入したほとんどの品は驚くほど簡単に交換や返品が可能です。
20世紀の始め、「商品に不満があれば100%返品・返金可能」と掲げたカタログ・ショッピングが大成功。
この商法に多くの企業が追随した結果といわれており、買い物中、いくつかのアイテムで迷っていると、店員さんに「とりあえず全部買って後で返品したらどうですか?」と提案されることもしばしば。
プレゼントとして貰った品さえ返品可能で、“gift receipt”「ギフトレシート」と呼ばれる返品専用の金額記載のないレシートまで存在します。
日本では使用したものは返品できないのが常識ですが、アメリカでは使用の有無だけでなく、理由も問わずに返品を受け付けるお店が多いです。

そんな手軽な制度ですが、消費者にとって良いことばかりではありません。
返品には時間がかかるのです。
お店によっては専用カウンターを設けていていますが、いつも混んでいます。
特にクリスマスの後は長蛇の列。
貰ったクリスマスプレゼントを交換する人の多さを物語っています。
カタログ・ショッピングの返品・交換も意外と手間がかかり、交換を希望したものの指定した品が届かない、小切手で返金され銀行口座がないと換金が難しいなど、留学生にとっては高いハードルとなることも。
アメリカの習慣に則って交換や返金を体験してみるのも一つですが、滞在期間に限りがある場合には損をしないよう気を付けましょう。

尚、例外的に返品できないお店もあります。
アウトレットやディスカウントストアで、これらは一般のお店に返品された品を安く売るのも目的だからです。
使用されて傷がついていたり、不具合があるものが混じっていたりすることもあるので注意しましょう。

気を付けよう!食べ物はどれもビッグサイズ

飲食店やスーパーで驚くのは食品のサイズや量。
特にファストフード店の飲み物や映画館のポップコーンなどのビッグサイズはバケツのようで目を見張ります。
日本に進出しているようなファストフード店の商品も、日本国内のサイズとアメリカのサイズは異なり、アメリカの方がもちろんずっと大きいのです。
値段から量を推し量るのはなかなか難しいもの。
注文の際は写真や展示品でサイズを確認してからが安心です。

アメリカの食品が大きい理由は消費生活のパターンに一因があります。
一週間に一度まとめ買いした食料品を大容量の家庭用冷蔵庫に保存するのが一般的。
牛乳もジュースも、全てはそれが前提のサイズです。
また、食品の値段も安いため、大量に購入・消費することにためらいがありません。
人々が高カロリーの食品を過剰に摂取し、車社会で身体を動かすことも少ないアメリカ社会では生活習慣病が問題になって久しく、肥満や高血圧を患う若者も多いです。
しかし、食生活を意識する人も確実に増えています。
レストランで提供された食事は残ったら“doggie bag”「ドギーバッグ」と呼ばれる容器に詰めて持ち帰ることができます。
これは決して恥ずかしいことでなく、外食先での食事を半分持ち帰り次の食事とする一人暮らしの人も多いです。

自由はアメリカの素晴らしさの一つ。
他人に迷惑をかけなければ、無理に合わせる必要はありません。
サイズや量のバリエーションを楽しみつつ、自分に合った食事のスタイルを見つけましょう。

まとめ

アメリカ留学、細かいことを知らずに飛び込むのも良いですが、予備知識があればより楽しく安全に充実した日々を過ごすことができます。
人種や宗教などは想像以上にデリケートな問題です。
英語で話すだけでも精一杯かも知れませんが、相手に対する配慮もできれば、より良好な関係を築けるでしょう。
買い物や外食もアメリカの社会を知る絶好のチャンスです。
積極的にチャレンジして、自分らしい留学生活を送りましょう。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

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