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英語圏イギリスの海外留学前に知っておきたい文化

ヨーロッパの西端に位置するイギリス。
美しいクイーンズイングリッシュ、何かと話題のロイヤルファミリー、ラグビーやテニスといったスポーツなど憧れや親しみを覚える人も多いのではないでしょうか。
そのイギリスへの留学前に知っておきたいことをご紹介します。

日本と似ていることもあるイギリス

共に大陸近くに位置する島国で、四季にも恵まれたイギリスと日本。
そのせいか、国民の気質や慣習など共通点が多いといわれています。
実際にはイギリスの国土は日本の本州と同じくらいで、人口は日本の半分程度。
多くの人がイメージするよりもずっとコンパクトな国です。

エリザベス女王を頂点とした王室の存在も、皇室のある日本人にとっては親しく感じる一因。
イギリス王室と日本の皇室の関係は深く、今上天皇を始め、皇室からの留学先といえばイギリスです。
ウィリアム王子やケイト妃など王室の若いメンバーにイギリス国民が大きな関心を寄せるのも、天皇家の妃殿下たちが気になる日本人には理解しやすいのです。

車が左側通行であることも日本との大きな共通点。
よくイギリス人は日本人に対して“We drive on the right side.”「私たちは正しい側で運転している」と共感を込めて言います。
「右側」と「正しい側」の両方を意味する?right side”をかけてあるのがイギリス人らしい気の利いたコメントです。
当然、歩行者が道路を渡るときに右、左と確認するのも一緒。
道路標識も似たものが多いので日本人にとっては運転しやすい環境です。

一般的に人々の言葉使いが丁寧で遠慮がちなのも日本人には馴染みやすい点です。
アメリカ人に比べて愛想は良くない印象があるかもしれませんが、一度親しくなれば互いを信頼して長く付き合うことができます。
会話中は、Please”「お願いします」、Thank you”「ありがとうございます」を繰り返し発し、頼み事の際も、Will you do me a favor?”「お願いしてもいい?」など遠回しな表現を好みます。
言葉使い同様、謙虚であることをよしとし、人前では喜怒哀楽をあまり露わにしないのも古くからの日本の価値観に似ています。

マナー重視の国

“Mind your manners”「お行儀よく」はイギリスの親が子どもに対する常套句。
小さいときからマナーを守るように育てられるイギリス人は大人になっても礼儀や社会のルールを大切にします。
静かな空間では自分の出す音に気を配るのもその一つ。
乗り物の中や図書館など公共の場では周囲に気を遣い、なるべく小さな声で話すのが習わしです。
場の空気を読むことも大切。
食事の時には皆が楽しめるような会話をする、場面に相応しい服装をするなど、互いに気持ちよく過ごせるようにします。

Queueと呼ばれる行列も有名。
イギリス人にとってはフェアであることは重要で、順番を遵守するために銀行のATMや劇場の窓口、公衆トイレなど街のいたるところで並びます。
そこに割り込むことは絶対にNG。
みんな気長に並んで待ちます。
ただし、パブとバス停だけは例外で、目に見える列はありません。
パブではバーテンが記憶を頼りにきっちりと接客、バス停では障害者や妊婦、赤ちゃん連れの人を最優先にして順番に乗りこみます。
日本ではレディ・ファーストと呼ばれるような気遣いもイギリスではごく当たり前のマナーとして定着しています。
ドアの開け閉め、電車やバス内での席を譲りあい、エレベーターの乗降時の順番など、細かい部分でも徹底されています。
エレベーターで女性が優先的に乗降するのは日本では馴染みがなく、戸惑う人も多いです。
イギリスでは意識的にすれば気分良く過ごせるでしょう。

また、イギリスではお金の話をするのははしたないこと。
学費や家賃などお金にまつわることはいろいろありますが、互いに聞かず、話さないのがエチケット。
“cheap”「安い」?expensive”「高い」などお金にまつわる直接的な表現も嫌われます。
お金に限らず、家柄や学歴なども表立っては話題にしません。

いろんな場面で出てくる紅茶文化

イギリスといえば紅茶。
日本人もお茶を飲みますが、イギリス人の紅茶を飲む頻度とは比べものになりません。
日本のようにペットボトルや缶に入った紅茶などはなく、基本はティーバッグで入れる紅茶です。
イギリスの硬質な水は紅茶に最適で、安いティーバッグでも美味しく抽出することができます。
階級社会のイギリスでは、労働者階級はレンガ色に近い濃い紅茶、上流階級は薄い色の紅茶を好むそうです。
ミルクティーが一般的で、カップにまずミルクを入れてから熱い紅茶を注ぐのがイギリス式。
ミルクティーをホワイトティー、ストレート・ティーをブラック・ティーと呼ぶこともあります。

イギリスでは17世紀後半から紅茶が飲まれるようになり、最盛期には起床時、朝食時、11時、昼食時、午後、夕食時、就寝前など一日中飲まれていました。
昨今はコーヒーの人気も高く、紅茶を飲むのは平均で一日3回といわれていますが、それでもイギリス人は“(Would you like)a cup of tea?” 「お茶はどう?」と事あるごとに口にします。
中国から伝来し貴重品だった紅茶、当初は万病に効く薬とされていたそうですが、今でも悲しいときや辛いときにもまずは”cup of tea”「お茶を一杯」。
飲めば全ては快方に向かうと考えられているようです。

紅茶は若い世代にも人気の飲み物で、学生寮でも生徒たちは自室に電気ケトルとティーバッグを常備。
紅茶の入ったマグカップを片手に勉強や読書にいそしみます。
そんな時の紅茶のお供といえばビスケット。
日本ではクッキーとして親しまれているお菓子はイギリスではビスケットと呼ばれます。
シンプルなバニラ味のものからココアやスパイスの入ったものまでさまざまな種類があり、学生は紅茶に浸して食べたりもします。
高級ホテルなどで供されるアフタヌーン・ティーもイギリス名物。
三段重ねのティー・スタンドに盛り付けられたケーキやサンドイッチ、スコーンはとても豪華です。
紅茶とスコーンだけのセットはクリームティーと呼ばれ、街中のティールームでも気軽に楽しむことができます。

まとめ

これから出会うイギリス人の姿、少し見えてきましたか。
ここでは日本人と似ている点をご紹介しましたが、もちろん違いも沢山。
留学の醍醐味はそんな相違点を直に体験して楽しむことです。
マナーだけでなく、紅茶を飲みながら親しい人たちと過ごす時間を大切にするイギリス人。
早く溶け込んで素敵な時間をたくさん過ごしてください。

その場に行かないと、学べないことがある。

LET'Sの世界へ踏み出そう。

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