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お勧めメルマガ 014号
発行日:2015年09月20日(日)10:00
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1.┃ ツアーリーダーの体験した「異文化」#4
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ECCでは今年の夏も多数の「海外研修ツアー」を実施しました。今回は
オーストラリアへのツアーに参加したリーダーからのレポートをいくつか
紹介します。
■ オーストラリア・ゴールドコースト 〜 エコ生活
8月はオーストラリアでは冬ですが晴れた日の日中は暑く半袖で過ごせます。
ただ朝晩はセーターを着るほど寒くなります。湿度が低くカラッとしているのが
特徴でとても過ごしやすい気候です。そんなゴールドコーストでは、住宅には
エアコンがないことが一般的で、あってもほとんど使用しないか壊れて
放置されているか。日本人にとっては寒くてヒーターをつけたくなるような
夜でも、現地の人は洋服を調節するだけでエアコンを使わない生活に慣れています。
オーストラリアは電気料金が高く、各家庭で節電の努力をしています。日本と
同様夜間は電気代が安くなるので食器洗機や洗濯機を夜に使用したり、洗濯物は
乾燥機を使わず屋外に干す家庭もあります。さらにオーストラリア政府の支援で
ソーラーパネルを屋根に設置し自家発電している家庭が多い!ゴールドコースト
のあるクイーンズランド州では電力が過剰に生産され価格がゼロを下回るという
ことが発生したそうです!
■ オーストラリア・ゴールドコースト 〜 ラッシュアワー
オーストラリアでは、幼い子供を一人で通学させることはほとんどなく、親が
送り迎えをするかスクールバスに乗せるのが一般的です。今回訪問した現地の
学校でその現場に遭遇しました。
15時過ぎると全校生徒の下校時間になり、学校の前は出迎えの保護者の車が
ズラリと列をなして大ラッシュ。子供たちは車乗り場(タクシー乗り場の様な
大きなスペースが設けてあります)に体育座りをして待機。ロータリーには
マイクをもった女性がいて、混雑を見事にさばいていました。
このようにオーストラリアでは15時頃から子供の送迎ラッシュがあり、その後
16時半頃からOffice Workers達のラッシュアワーに入ります。日本と比べると
随分早い時間帯に渋滞し始めるのが印象的でした。
■ オーストラリア・パース 〜 ワークライフバランス
私がオーストラリアで思ったことは、オーストラリア人はプライベートの時間を
とても大切にしているということです。もちろん日本人のような hard workerも
いますが、全体としては時間がゆっくりと流れているように感じました。
学校は午後3時に授業が終わり、生徒はすぐに帰宅します。部活動は週に1回なので、
15時に授業が終わると間もなく先生方も帰宅していきます。こちらでは担任の
先生とは別に Student service という部署があり、何か問題があった時は担任の
先生ではなく Student service の担当者が対応するそうです。誰が何の責任を
どこまで持つ、という役割がはっきりしていると感じました。早く帰宅し家族との
時間を大切にする、素敵な文化です。
オーストラリアは日本と同じく海に囲まれているため、他の国を見たいと海外
旅行が好きな人も多いそうです。何年か一生懸命働いて貯蓄し長期の海外旅行に
行くのも珍しくなく、現に私のオーストラリア人の友人も2〜3年に1回、いつも
3か月〜半年間の海外旅行に行っています。どうしてそんなに仕事の休みが取れ、
金銭的にも余裕があるのかと不思議に思っていましたが、その都度仕事を辞め、
帰ってきたらまた新しい職を探すそうです。日本の社会ではなかなか勇気がいり
ますよね。
「あまり休みの取れない(取らない)働きすぎの日本人はかわいそうだ」と言われ
ました。「短い人生の中で、若くて自由に動き回れる時代を仕事だけで終わって
しまうのはもったいない。もし家族や恋人と行きたい所やしたい事があるのなら
上司に言ってしばらく休ませてもらえばいいじゃない、上司はなぜ理解してくれ
ないの?」と言われましたが、そこは日本文化というか・・・。わかってはいても
実際に行動できる人は少ないのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
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