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海外留学の参考～カナダ留学の人気都市～
雄大な自然のパワーと活発な都市のエネルギーのどちらも体感できる国、カナダ。
多様な人種や文化を柔軟に受け入れて活力とし、国際社会においても一目置かれています。
穏やかで親しみやすい人が多く、英語とフランス語のバイリンガルな国家であることも大きな魅力。
日本人の留学先として今後ますます人気が高まることが予想されます。
ここでは、特に留学生に人気のエリアをご紹介します。
バンクーバー
カナダの西の玄関口、バンクーバーはブリティッシュコロンビア州最大の都市です。
2010年に開催された冬季オリンピックの開催地としても親しみがあるのではないでしょうか。
自然と都市のバランスを保つのが上手なカナダでもロールモデル的な位置にある街です。
有名な観光地が数多くあるダウンタウンには、バンクーバー発祥の地ガスタウン（Gastown）、ショッピング好きにはたまらないロブソン・ストリート（Robson Street）、展望デッキが人気のバンクーバー・ルックアウト(Vancouver Lookout)などがある一方、そこからほんの10分も歩けばアウトドア・アクティビティが体験できる海と山に囲まれた環境。
夏にはカヤックやハイキング、冬はスキーやスノーボードなど一年を通して様々なスポーツを楽しめます。
お腹が空いたら、カナダならではの多様性を生かしたグルメを味わうのも楽しいでしょう。
新鮮な海の幸・山の幸をふんだんに使った、質の高い料理は今や世界中に知れ渡るほど。
お手頃な値段で本場の味を堪能できます。
街を巡って、さまざまな民族料理に触れれば、異文化への興味もさらに深まることでしょう。
観光地として人気であるだけでなく、暮らしやすいのもバンクーバーの特徴。
中国人を中心にアジア系住民の割合も高く、日本の食料品なども手に入りやすい状況です。
治安・文化・行政・環境などの面で都市としてのバランスが良く、イギリスのエコノミスト誌の調査による「世界で最も住みやすい都市ランキング」では、2007年から2011年まで5年連続で世界１位に輝きました。
2000年代始めから世界に先駆けて環境に配慮した街づくりを熱心に行なってきた点も高く評価されています。
初めての留学や若い世代の海外生活にふさわしい未来志向の都市と言えるでしょう。
トロント
カナダ東部に位置するオンタリオ州の州都トロント。
カナダ最大の都市にして、商業、金融、経済の中心地でもあります。
ランドマークのCNタワーを中心に高層のオフィスビルやマンションが林立している一方、オンタリオ湖に面し、世界三大瀑布の1つであるナイアガラの滝へバスや電車を利用して2時間ほどで行けるなど、都会の雰囲気と大自然を同時に楽しめます。
芸術や娯楽も盛んで、年間を通してミュージカルやコンサートを楽しめるエンターテイメント・ディストリクトというエリアもあれば、欧米の映画やドラマのロケ地として人気の側面もあり、さらに、毎年9月に行われるトロント国際映画祭も世界中から大きな関心が寄せられます。
留学生に耳寄りな情報としては、トロントは日本人が働きやすい環境が整っている点が挙げられます。
近年日本食ブームが続いており、日本から居酒屋やラーメン屋、洋菓子店などが数多く進出しているため、英語がまだ流暢でない日本人も比較的簡単に仕事を見つけられるのです。
また、アメリカ東海岸のニューヨークへ飛行機で約１時間、長距離バスを利用しても半日ほどで行ける好立地。
他にもシカゴやボストン、ワシントンDCなど気軽に訪れる距離にあるので、トロントを拠点にアメリカの人気都市へ旅するのもおすすめです。
世界各地からの移民が集まっているため、世界一多文化な都市とも言われるトロント。
この都市名は先住民であるヒューロン族の言葉で「出会いの場所」を意味します。
80以上の異なる人種とお互いの文化や宗教、習慣を尊重しながら共に暮らしていく中で、自分も大きく成長できる留学生活となることでしょう。
モントリオール
ケベック州最大の都市モントリオール。
2018年には成田空港からの直行便も就航し、日本での注目度もさらに高まっています。
公用語はフランス語のため、街で見かける標識やお店の看板はどれもフランス語。
パリに次いで世界で2番目に大きなフランス語圏の街です。
英語の勉強もしたいけれどフランス語にも興味がある、という方には理想的な留学先といえるでしょう。
滞在にはフランス語が話せたほうが便利ではありますが、英語だけでも困りません。
旧市街地にはフランス植民地時代の建造物が立ち並ぶので、カナダの他の都市とは違うヨーロッパの雰囲気が味わえるのも大きな魅力です。
カナダ最古の歴史を誇る名門マギル大学（McGill University）の存在も見逃せません。
モントリオールは芸術の街でもあり、季節によってさまざまなイベントやフェスティバルが開催されています。
その数は大小合わせて年間150を超えるほど。
タイミングが合えば、世界を舞台に活躍するサーカス団シルク・ドゥ・ソレイユ（Cirque du Soleil）の本拠地での鑑賞もおすすめです。
観光には、地元ケベック州出身の世界的な歌手セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げた青いドームが印象的なノートルダム聖堂（Notre-Dame Basilica）や、旧市街地の中心の１つであるジャック・カルティエ広場(Place Jacques Cartier)が外せません。
小腹が空いた時にピッタリな名物のソウルフードは、プーティン(Poutine)。
フライドポテトの上にグレイビーソースとチーズをかけたもので、ファストフード店や語学学校のカフェテリアなどどこでも人気のメニューです。
まとめ
自然が豊かで治安も良く、安心して学び、暮らせるカナダは、語学学校や高校・大学・大学院への留学、ワーキングホリデーなど幅広い年代に好評な渡航先です。
さまざまな人種が共存する中で過ごせば、学問や知識の吸収にとどまらない多くの学びが得られることでしょう。
また、身に付く英語はグローバル・イングリッシュと呼ばれる訛りの少ない綺麗な英語。
進学や就職などに留学経験を活かしたい方にもぴったりです。
大自然と都市の生活を存分に楽しみながら、多様性を肌で感じることで、これからの時代に求められるグローバルでバランスのとれた自分になれる国です。
